双極性障害は気分が高揚して活動的なそう状態と、憂うつで無気力な状態を繰り返す「気分障害」で、「躁うつ病」とも呼ばれています。
双極性障害は、そう状態の程度によって二つに分類されます。
気分が高揚し、睡眠時間が少なくても調子が良い・仕事がはかどるといった、本人も周囲の人間もそれほど困らずあまり気付かない程度の状態を「軽そう状態」といいます。
一方、家庭や仕事に重大な支障をきたし、入院が必要になるほどの激しい状態を「そう状態」と呼びます。
激しいそう状態が起こる双極性障害を「双極Ⅰ型障害」といい、うつ状態に加えて軽そう状態が起こる双極性障害を「双極Ⅱ型障害」といいます。