東京メンタルクリニック

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復職と休職について

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  • 「4月から新しい職場で働き始めたが、環境に馴染めない。妙に疲れやすくて体が重く感じる。」
  • 「仕事のことを考えると眠れなくなったり、気持ちが悪くなる。動悸がする。」
  • 「集中力が続かず、仕事ができない。意欲も無くなってしまった。」

これらはうつ病などの精神疾患でよく見られる症状です。
人によってはただの甘えや怠け癖と捉え、中には精神論で克服しようとした結果、却って追い込まれてしまい症状を悪化させてしまう人も少なくありません。
症状が悪化する前に医師などに相談し、場合によっては一度立ち止まってみることは重要です。

  • 「辛いけれど、仕事自体は今後も続けていきたい。」
  • 「休息をとりたいけれど、辞めたら生活ができない。」

そういった方達のために、休職という選択肢があります。
いきなり退職という選択をしてしまったり、無理をして取り返しのつかないことになる前に、休職について考えてみては如何でしょうか?

元気に仕事を続けるために

休職は、今後も仕事を継続していく上でも有効な方法です。
健康を損ねた状態で仕事を続けても能率は上がらず、時には会社に対して業務上の損失を与えてしまうことも考えられます。
何よりも、症状を悪化させてしまうことで治療に要する期間が大幅に伸びてしまう、あるいは完治しないという事も考えられます。

様々な理由から、休職することを(そもそも休職を考えることを)躊躇してしまう人が多く見られます。
ですが、会社には従業員に対する安全配慮義務があり、従業員もまた個人の健康管理義務があると言われています。
また、休職中の収入に不安を持っている人は、会社の補償や公的制度を利用することが出来る点に留意しましょう。

自身の体調に対する懸念や職場での人間関係・作業能力の低下など、職場復帰をすることに不安な人も多いかと思います。
まずは復帰を焦らず、しっかりと治療を行いましょう。
そして復職する際には、準備段階でリワークプログラムを利用するのも良いのではないでしょうか。

Q:休職するために必要なことはなんですか?

A:現在の職場での就業規則を確認し、休職するための手順を確認してください。
その後、医師による診察や検査を受け、休息が必要であるとの診断結果が出た場合、休職用の診断書が発行されます。
なお、診断書の発行料金や発行までの期間は医療機関によって異なります。

Q:休職中の収入はどうなりますか?

A:休職中は職場からの給与・賞与は原則としてありません。
会社によっては支給される場合がありますので、就業規則でご確認ください。
休業中で収入がない(あるいは少ない)場合、申請できる公的制度として傷病手当金支給制度があります。
傷病手当金支給制度は、要約すると休職期間中は給料の3分の2程度の額が支給される制度です。(収入額によって支給額は変わります。)

『傷病手当金』の対象とは?

  • 「療養を要する病気やケガが業務外の事由によること」
  • 「病気やケガの療養で仕事に就けないこと」
  • 「連続する3日間を含み4日以上仕事に就けなかったこと」(下図参照)image
  • 「病気やケガで仕事を休んでいる間に給与の支払いがないこと」

Q:傷病手当金を受給するにはどうすれば良いですか?

A:傷病手当金支給申請書(加入している健康保険によって申請書の形式が異なります)に必要事項を記入し、会社に提出する必要があります。

※申請書は以下のように記入欄が分かれていますので注意が必要です。

  • <被保険者が記入する欄>
  • <事業主が証明(記載)する欄>
  • <療養を担当した医師が意見を記入する欄>

Q:復職する場合はどうすれば良いですか?

A:主治医による復職用診断書が必要になります。
その他に産業医との面談が必要な場合や、管理監督者や人事担当者と復職の段取りや働き方について打ち合わせていくことになります。

Q:ちゃんと復職できるかどうか不安なのですが…

A:職場との意識共有が重要です。
復帰時の打ち合わせの際に、しっかりと自身の状況を伝えましょう。
リワークプログラムを利用するのも有効な手段です。

Q:リワークプログラムとはどのようなものですか?

A:復職の成功と再発予防を助ける訓練計画です。こちらから詳細ページに移動できます。

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