東京メンタルクリニック

診療時間:平日 10:00〜21:00 土日 10:00〜18:00 火曜・祝日 休診日

禁煙外来のご案内

image喫煙は呼吸器疾患や心臓病・糖尿病・がんなど、さまざまな病気のリスクを高めてしまいます。
しかし、タバコに含まれる成分の「ニコチン」には強い依存性があり、健康によくないと分かっていても自力では喫煙をやめられない人も多くいます。

以前は精神論的な方法での禁煙が主流だったため失敗率が高く、行ううえでも辛いものでした。
禁煙外来では、喫煙を「ニコチン依存症」という病気としてとらえ、医師が喫煙歴や身体の変化を把握したうえで必要な治療や薬の処方を行い、禁煙成功までサポートしていきます。

平成29年の厚生労働省の調査によると、禁煙外来を訪れた人のうち、初回の診察だけで通院をやめてしまった人の禁煙成功率は4.7%でしたが、最後まで通院・診察を受けた人では50%と大きく禁煙成功率が異なっています。

医療機関では呼気の一酸化炭素(タバコに含まれる有害物質)濃度のチェックや副作用の確認など行い、1人1人の状態に合わせた治療計画や薬の処方ができるほか、ニコチンが切れたときの禁断症状への対処法や禁煙で体重が増加した場合の食生活のアドバイスなども受けられます。
また、現在、市販の禁煙補助薬は「ニコチンガム」のみですが、より効果の期待できる「ニコチンパッチ」や飲み薬を処方できるのも禁煙外来のメリットです。

当クリニックでは禁煙に伴う不安やイライラなどメンタル面の相談・ケアも行っており、安心して禁煙に取り組むことができます。

ニコチン依存症の治療

禁煙外来では、喫煙状況や現在の体調などを確認した上で、飲み薬・貼り薬などによる治療を行います。
基本的なスケジュールは、12週間のうちに5回の通院で治療を進めていきます。

診療の流れ

初回の診療内容

  • これまでの喫煙歴や現在の喫煙状況確認
  • スクリーニングテスト(TDS)の実施
  • 呼気の一酸化炭素濃度によるニコチン摂取量測定

上記の問診・検査を行い、ニコチン依存症の有無、健康保険の適用の可否などを判断します。
その後、医師とともに禁煙開始日を決め、「禁煙宣言書」にサインします。
禁煙補助薬の種類や量を決定、使用法や副作用などの説明を受けます。

2回目~5回目の診療内容

2回目の診察は初診の約2週間後・3回目は4週間後と2週間隔で、4回目と最後は8週間後・12週間後と約1か月間隔で通院を続けます。
再診時には、禁煙が順調かどうか・離脱症状や薬の副作用など困ったことはないか等を確認します。
また引き続き呼気のチェックを行い、タバコの有害成分が体内から減っているかどうかを見ます。
そして禁煙を続けるうえでの問題点やアドバイスと、禁煙補助薬の種類や量を見直しや説明を行います。

禁煙補助薬の種類

上記の他に、ニコチンガムが市販されています。タバコを吸いたい衝動が起こった時に噛むことで速やかに対処できるほか、禁煙による食欲増進をセーブする効果があります。

ニコチン依存の度合いを見て、医師がを判断し処方します。

禁煙外来の健康保険適用の基準

禁煙外来は、以下の条件を満たせば健康保険が適用され、自己負担額が軽減されます。

  • ただちに禁煙する意思があること
  • スクリーニングテストでニコチン依存症5点以上であること
  • 1日の平均喫煙本数×これまでの喫煙年数が200以上であること
  • 禁煙治療を受けることを文書により同意していること
  • 過去に禁煙外来を受診していない・あるいは前回の受診から1年以上経過していること

禁煙治療保険の適用条件に当てはまらないが同様の治療を希望される場合や、全5回の治療を越えても引き続き治療を希望される場合は自由診療となります。
その際自己負担額は軽減されません。

2020年度から加熱式たばこの喫煙者も保険適用対象となりました。

自己負担額について

使用する禁煙補助薬の選択により変化します。
健康保険が適用される場合、5回の診療で約10,000〜20,000円ほどです。

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  • TEL 03-6263-8314

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